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1984年より一貫して木を素材に制作・発表を続けています。2004年ベルギーのGalerie Wollondillyでの発表を契機に、2010年 個展(Neue Galerie Landshut/ドイツ)、2011年 香港アートフェア(香港)、2013年 『+7 exhibition』 (office339:上海)、2014年 Art Apart Fair 2014 (PARKROYAL on Pickering:シンガポール)、『Sincerity 2017』(カンヌンミュージアム:韓国)出展等、海外にも活動の場を広げています。
東京での個展は、2015年第4回『ドローイングとは何か』展大賞受賞記念展(ギャルリー志門)以来4年ぶりの開催で、自身40回目の個展となります。
私の表現技法の大きな特徴として「焦がす」という行為があります。2000年頃から木の表面を焦がして作品を造り始めました。その技法を平面の世界にも取り入れ、2009年頃から紙を焦がして描く「焼絵」を制作しています。
熱によってできる焦げは、素材を際立たせるひとつの手法と考えます。電熱工具やグラインダー等を使用して焦げが現れる表面は、色が付くだけでなく細かな凹凸も現れます。ドローイング(焼絵)は、平面作品ではありますが、レリーフを彫る感覚で制作しています。薄い紙では破れてしまうため2mmの厚紙(ケントボード)を使用しています。
そして、木や紙をかたちにしていくわけですが、テーマは生物です。人間がまだ存在していない頃の太古の原風景をイメージして、生命が誕生した海や、動物の鳴き声が飛び交う熱帯雨林の地でひっそりと息づく生きものたちを創造しています。そこは、現代のような便利さや合理性を追求したコンピュータ社会とは真逆の世界です。生物多様性の起源を探り、私にとってのパラダイスを夢想しながら日々の制作を楽しんでいます。
大作Titanum(ティタナム)W800×D800×H2260mm や最新作Nucifera(ヌキフェラ)等の大小の木彫15点、焼絵、レリーフ等の平面作品8点を展示します。
ありそうでない、なさそうである不思議な生き物たちをぜひご高覧下さい。
辻野榮一

Lithops
W290×D290×H410mm
クヌギ
2019年


Nucifera(ヌキフェラ)
W440×D440×H300mm
樟・マホガニー
2019年


Titanum(ティタナム)
W800×D800×H2,260mm
樟、ブナ
2015〜2016年


Urocho(ウローチョ)
W300×D230×H560mm
樟、ヒバ
2016年


Bivalvia(ビバルビア)
φ650×H450mm
樟、ブナ
2016年


伸びゆく生の形
594×841mm 焼絵
ケントボード
2019年


Uniflorum(花韮)
250×250mm 彩色焼絵(レリーフ)
ケントボード、アクリル絵の具、木
2019年
辻野 榮一
1960
香川県坂出市に生まれる
1979
香川県立高松工芸高等学校デザイン科 卒業
1983
東京藝術大学美術学部彫刻科 卒業
1985
個展 ときわ画廊(東京)(86年、87年、88年、89年、92年)
1988
『棘の回廊』画廊ポルティコ(兵庫)
1989
個展 不二画廊(大阪)(90年、93年、96年)
1990
個展 ギャラリーなつか(東京)(91年、01年)
1993
個展 CTiウィンドーギャラリー(東京)
2000
個展 T・BOX(東京)(02年、04年)
2001
個展 ギャラリー澄光(東京)(03年、07年)
個展 GALLERY inos(東京)(06年)
2005
『辻野榮一展1999-2005』高松市美術館(香川)
2008
『Garden』村松画廊(東京)
2009
OAG Haus in Tokyo ドイツ文化会館(東京)
『Garden』COMO SALON(高知)
Heat Drawing “Garden” 葡萄屋(東京)
2010
『Garden』 ルーチェ・ベルデ(愛媛)
『Garden』 Neue Galerie Landshut(ランツフート、ドイツ)
2011
『薫り立つ 木刻の森 辻野榮一彫刻展』坂出市民美術館(香川)
『住まいの間 −冬のしつらい−』可喜庵(東京)
2012
『辻野榮一・ドローイング展』ツム・アインホルン(東京)
2013
『辻野榮一展・彫刻&ドローイング』B-gallery(東京)
「かがわ・山なみ芸術祭2013」綾川町エリア(香川)
「+7 exhibition」office339(上海、中国)
2014
『辻野榮一展・ドローイング&彫刻小品』星ヶ丘アートヴィレッヂ(高知)
「Art Apart Fair 2014」PARKROYAL on Pickering(シンガポール)
第4回『ドローイングとは何か』展 大賞受賞
「第4 回『ドローイングとは何か』公募入賞・入選作品展」ギャルリー志門(東京) 
2015
第4回『ドローイングとは何か』大賞受賞記念展 ギャルリー志門(東京)
「日韓交流美術展 7+7 exhibition」日本国大使館シルクギャラリー(ソウル、韓国)
2016
『ふしぎないきものたち』かまどホール(香川)
『生命の形×機能の形』内子町町家資料館(愛媛)
「Sincerity 14+14 韓日現代美術展」駐日韓国文化院(東京)
「坂出アートプロジェクト―人工の地層と人の夢」旧藤田外科医院(香川)
2017
『クロスポイント―交差する視線 20の表現』 (香川県立ミュージアム)
『Sincerity 2017』(カンヌンミュージアム:韓国)
2018
『辻野榮一展』ETstudio(香川)
『山の小さな展覧会』(旧琴南中校舎:香川)
2019
『12cmの世界』(MI gallery:大阪)
『ゆめのなかの堀尾貞治』(ぎゃらりー由芽:東京)
パブリックコレクション
坂出市民美術館(香川)
高松市立塩江美術館(香川)
辻野榮一展
辻野 榮一
2019年9月13日(金)〜9月22日(日)
12:00 - 19:00 (最終日は18:00まで)
作家全日在廊
オープニングパーティー9月14日(土)17:00〜
DOKA Contemporary Arts
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